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  一夜干について  
     
 

 この世の中に、鮎の一夜干を製造しているメーカーは、かなりの数になる。

しかし、誠に失礼だがその殆ど大半が、親爺に言わせれば偽物である。
『何が偽物だ』と、お叱りを受けるのは承知の上で、もう一度謂わせてもらう。

 ”この世の中の《鮎の一夜干》は偽物だらけだ”  

そもそも、一夜干とは何ぞや。
干物の一種である事は、誰でもご存知だろう。
 では、 普通の干物とは、何が違うのか?
それは、先ず干し上がり状態が、全く違う。

干物は、通常かなり干してあり、干涸びた状態となっているのに対し、
一夜干は半生状態である
つまり、生の風味・風合いが残っているというか、残されている。
だから、一晩だけ干したのだよ、 と言う名前になっている。

干し時間の短さを、現している。
更に、ここが一番の問題点になるのだが、
【夜】という文字が何故入っているのか?
一夜の意味には、時間の短さともう一つ別の意味がある。

それは、夜は太陽というか、陽の光は存在しない。魚の身を陽の光に当てると、
アミノ酸が変化して、 生の風味・風合いが減ってしまう

  これでは折角の一夜干の価値が、半減してしまう。

しかし、殆どの製造所では、日中に綱に洗濯ばさみ等で留めて、干している・・・・??

  これでは、蝿等の虫にも集まられて不衛生である!!
やはりネット等で覆わなくてはならない。

鮎の一夜干


ここで、簡単な日干しと陰干しの、見分け方をお教えする。
  開かれた身の色で判別できる。
黄色・薄茶色から飴色に近い色であれば、日干し。
白っぽい色から、薄桃色なら陰干しである。
  又、或る製造業者のところでは、鮎を冷凍しておいて、仕事が暇になる1月以降に、
造り始めている。エッと驚かれるだろうが、本当である。

  冷凍魚から一夜干では、 生の風味・風合いなんて、出せるのだろうか・・・・・????

親爺も何度か挑戦してみたが、内蔵の処理段階で身崩れした。

  他の製品を見て、腹の黒い幕があったり、頭部に肉が茶黒く残っていれば、
かなり疑わしいといえるし、第一、仕事が出来ていない。
もっと酷い製造所では、特に養殖も兼ねている業者に多いのは、
死んだ鮎で作っている。

鮎は、病気に対して非常に弱い魚で、養殖池では毎日のように、
かなりの量が死んでいる。

その中の、まあまあ鮮度の良いものを、使っている。これも・・・・??

過去に、食べた一夜干の中に、何か少し、匂いの変化に感じたことが有れば、
疑わしい。

  ◎勘違いされるといけないので、お断りしておくが、
他社の製品が不味いと言っている訳では、 決してない。
中には本当に美味い物もあるが、廉く大量に売らんが為に、
一夜干の定義を変えてしまうのはどうか。

  干物には違わないが、一夜干とは呼ばずに、
堂々と【鮎の干物】として販売して頂きたいだけである。

親爺の作る『鮎の一夜干』は、素材である鮎の鮮度に、拘っている。
生きた鮎を、 氷で絞めて開き、内臓等を処理する間も、
ずっと氷の中で作業して、鮮度を保っている。

全品イメージ

  さらに塩にも拘り、当然【天然粗塩】を用いている
ニガリ成分を含む【天然粗塩】でなければ、
ただ単に塩辛いだけになり、塩辛さの中に仄かに感じる甘さとか、
味わいの或る塩加減・塩味が判らない。

  そして、これ又当たり前だが、一晩で干し上げている。
  ここまで拘ったからこそ、 旨い【鮎の一夜干】が、出来上がったのである
  しかし、その他にも問題点があった。
それは保存である。
生に近いと言う事は、傷みも早いと言う事に繋がる。

  本当は、作ってから直ぐに食べてしまうべきであり、
保存しても冷蔵庫などで冷やしておいて、
なるべく早く食べる。これが、本来のなのだが、これでは商売に不向きである。

  真空パックもしてみたが、多少日にちが延びるだけである。
どうしても、温度管理は不可欠である。
真空パックしてから、低温保存するしか今のところ方法が無い。

或る業者は違う方法を執っている。
味付け段階に『みりん』を用いている。

腐敗防止に効果があるのは理解できるが
、これは普通は、[みりん干し]と呼ぶのが妥当だ・・・・????

仕方ないから、真空パックして安全の為に、冷蔵よりも冷凍を、採用している

  結果は上々だが、輸送にクール便が必要になり、
お客様の負担が余分になってしまったが、
旨い物を安心して食べる為の、必要経費だと諦めて頂きたい。

鮎の一夜干


  さて、調理方法であるが、単純に焙るだけ。
焼くと言うより、あぶる
という表現が、 適当である。

裏表とも、表面がきつね色になる程度まで、焼いて欲しい。
  思うより短時間で焼き上がるので、 火の傍から離れてはいけない。
焼き過ぎると、頭と尻尾だけが黒焦げになってしまう。

ついでに言うと、 冷凍状態からそのまま焼き出せば良い。
それでも、干物だから、水分が少ないので、直ぐ焼き上がる。

  以上、素材の鮮度・塩・保存方法に拘った『親爺の鮎の一夜干』こそが、
本物の鮎の一夜干である。

  だから美味しい筈である!!!!!! サイズも色々有るが、より大きい方が、
身も厚く食べ応えもあり、旨いとの評判も頂戴している。

  だからといって、小さいから不味いとは、云えないのでご安心を。

  ちなみに、90〜100グラム級のサイズなんて、他ではまず見られない。
通常は、30〜50グラム迄である。
親爺は、50〜100グラムを、
四段階に分けて販売している、是非一度、ご賞味を!!

 
     
  一夜干について  
     
 

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